厦門大学の教員公募情報
2021/05/17
厦門大学が日本人の専任講師(日本語母語話者1名)を募集しています。
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募集機関の詳細
大学名:厦門大学(アモイ大学)外文学院日語語言文学系
所在地:中国福建省厦門市思明区思明南路422 号
公式サイト:http://www.xmu.edu.cn/
応募締切と勤務開始日
応募締切:2021年6月15日(決定次第終了)
勤務開始:2021年9月1日
職務内容
授業:週12コマ(1コマ45分)
指導:卒業論文、コンクールなど
給与、待遇
ティーチング職:修士10,494 元+経験給(税込)。
住居提供なし。
応募資格
学歴:修士号以上
専門:日本研究、特に日本語教育、日本文学、言語学に関する修士号を有する者優先、または日本語教師資格有(日本語主専攻・副専攻、日本語教師養成講座420時間修了、日本語教育能力検定合格)
年齢:55歳以下
契約期間
ティーチング職:1 年間の契約。更新可。
ティーチング&リサーチ職:博士号を有すること。研究業績(本学規定)により中国人教師同様(助理教授・副教授・教授)の採用可(年齢制限有)
採用までの流れ
第一次:書類選考。書類選考合格者に対し、面接の詳細を連絡いたします。
第二次:面接。オンラインまたは本学にて面接、模擬授業など。
応募方法
メールで下記のものを提出(PDF)。
担当:任先生(E-mail:ninnin アットマーク xmu.edu.cn)
履歴書(和文、書式自由、写真貼付)
学士・修士学位記または卒業(修了)証明書の写し
研究業績(5 年以内)
この募集に対する私の見解
厦門大学について:
言わずと知れた名門校。
私は校内に入ったことがあります。
大学のキャンパス、指導面、生活面などにおいて整った良い環境です。
職務内容について:
12コマ+卒論・コンクールの指導なら、一般的な職務量と言えます。
待遇について:
修士で10494元+経験給は、良い方だと思います。
最近は、給与1万元超えが見られるようになってきましたが、中国全土の大学の中ではまだまだ少ないです。
しかも、名門校に限定するとさらに少なくなります。
一方で、「住居提供なし」はかなり痛いです。
中国の大学で働くほとんどの日本人講師は、大学内にある家賃無料の教員宿舎に住んでいます。
家具や家電も完備なので、初めて大学に行ってもすぐに生活できる状態が整っていて、これは安心です。
厦門大学では、住居を大学が用意してくれません。
さすがに、大学の職員が住居探しに協力してくれるでしょうが、中国で生活していると様々な問題が発生します。
中国に慣れている方なら問題ないでしょう。
または、中国語ができて、積極的に問題を解決できるバイタリティーのある日本人なら問題ないと思います。
ただし、その逆の場合は、生活する上でストレスを感じるかもしれません。
そして、「住居提供なし」ですから、家賃を自分で支払わなくてはいけません。10494元のうち何割を家賃にあてるか、という計算が必要になります。
つまり、厦門大学の待遇は、給与は良いように見えるけど家賃は自分持ちなので、給与は目減りするよ、という感じです。あと、家探しと家のトラブルに注意ですね。
私は応募するか
私は応募資格は満たしていますが、応募したいけど応募できない、というのが正直なところです。
いまの生活は、軽快に動ける状況にありません。
厦門大学の公募は滅多に出ませんので、ちょっと驚きました。
応募できなくて悔しい気持ちを昇華させるため、ブログ記事にしてみました。
結局、就職はタイミングですね。
この記事が、ちょうどタイミングが合う誰か、アモイに行こうとしている人のもとに届けば幸いです。
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