「善意で助けて賠償請求!?」中国人の妻から出されたクイズの結末と、日本人として感じた恐怖

   

国際結婚あるあるですが、妻との何気ない雑談から、思わず「えっ!?」と絶句してしまうような文化や社会のギャップを知ることがあります。

今日、中国人の妻が急にこんなクイズを出してきました。

 

中国人の妻が出してきた「恐怖のクイズ」

「湖南省の路上で体調が悪くなったおじいさんが、近くの店舗(将棋や麻雀をする店)で休ませてもらったのね。そして、異変に気づいた店主の奥さんが助けようとしたけど、おじいさんが倒れちゃって、救急車で運ばれた。結局、病院で亡くなっちゃったの。さて、その後どうなったと思う?」

「え、そりゃあ…後日、遺族がお店にお礼を言いに行ったとか?」

「答えは『遺族から200万円以上の賠償金を請求された』でした~」

「?!??!???」

 

親切心で救急車を呼んだのに…理不尽すぎる展開

親切心で休ませてあげて、救急車まで呼んだのに賠償請求!? 日本人の感覚からすると完全に意味がわかりません。

詳しく聞くと、遺族は「店で体調が悪くなった」「奥さんが触ったから倒れた」と主張し、「金を払わないなら店の前に遺体を置く」とまで脅してきたのだそう。最終的に警察や司法機関が仲介に入ったものの、事態を収めるために店側が約45万円を支払わされるという、胸が痛む展開になったというニュースでした。

 

炎上するネット世論、一転して「正義の逆転劇」へ

ただ、この話には続きがあります。

この不条理なニュースがネットで拡散されると、中国のSNS上で「善意で助けた店がなぜ金を払うんだ!」「これじゃ誰も人を助けなくなる!」と大炎上。

世論の猛反発を受けた地元当局が再調査を行い、「店側に過失は一切ない」として遺族に受け取ったお金を全額返還させる方針を発表しました。さらに、地元の民間企業から「善意の行動を守るため」と、店主に約47万円の慰問金が贈られるという事態に発展したのです。

 

「もし店主が日本人だったら…」深読みして背筋が凍った理由

最終的に「正義が勝った」形でスカッとする結末ではあるのですが……ここで私は、日本人として少し恐ろしい「たられば」を深読みしてしまいました。

「もし、この店が『日本料理店』で、店主が『日本人』だったらどうなっていたんだろう?」

 

中国国内で時に激しく燃え上がる反日感情やナショナリズム。もし被告が日本人だったら、今回の件のように「炎上」して世論が味方になり助けてくれたでしょうか。「日本の店が中国人の高齢者を死なせた」と偏頗なバッシングを受け、当局も排外的な世論に押されて正義がうやむやにされる可能性も……。

そう考えると、背筋が少し凍るような思いがしました。

そして、恐ろしいことに、このような事件は中国では初めてではないそうです。2007年の彭宇事件が有名らしい。

 

異国の地で暮らすこと、そして異なる価値観や社会のリアルに向き合うことの難しさを、妻とのクイズを通して痛感した出来事でした。みなさんはこの事件、どう感じますか? というか、このクイズに普通の日本人は正解できないですよね……。

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