定期預金金利、中国と日本を比較2017年5月
2018/09/15
塵も積もれば山となる。
上海在住の私は、中国の銀行に定期預金しています。
金利、人民元の外貨預金についてブログに書いてみようと思います。
追記:2018年9月
2018年の中国の金利は、2017年と変化なし。
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日本の定期預金金利
2017年5月現在。
日本の大手銀行の定期預金金利は以下のとおりです。
- 1年定期:0.01%
- 3年定期:0.01%
- 5年定期:0.01%
1年定期と5年定期の金利が同じというのは驚きです。
中国の定期預金金利
2017年5月現在。
中国の大手銀行の定期預金金利は以下のとおりです。
- 3ヵ月定期:1.35%
- 6ヵ月定期:1.55%
- 1年定期:1.75%
- 2年定期:2.25%
- 3年定期:2.75%
- 5年定期:2.75%
中国はこの数年で急激に預金金利が低くなりました。
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外貨預金はお得か?
定期金利(3年)
- 日本:0.01%
- 中国:2.75%
上記の金利情報だけを見ると
「中国の銀行に預金したら日本の200倍以上の金利を得られて超お得!」
と考えがちです。
しかし、実際にはそんなに甘くはありません。
そして、日本在住の日本人(日本円を軸に生活している人)に外貨預金はオススメしません。
以下の理由からです。
- 日本円から中国元への両替手数料
- 中国元から日本円への両替手数料
- 為替変動のリスク
つまり、銀行に両替手数料を2回も支払うことになります。
銀行が外貨預金や投資信託を勧めてくるのは、この手数料を得るのが目的です。(例外あり)
さらに、人民元はこの数年安定していません。
- 2015年:1元=20円
- 2017年:1元=16円
2015年に人民元建ての外貨預金を始めた人は頭を抱えていることでしょう。
もしこのような為替損益が発生すれば、金利で得た利益は一瞬で飛んでしまいます。
もちろん、定期預金を解約せず、元高になる時期を気長に待つという手段もあります。
理想的なのは、元安のときに外貨預金を始めて数年経過したら元高になっていた、というパターンです。
なぜ人民元で定期預金するのか?
日本在住の日本人(日本円を軸に生活している人)に外貨預金はオススメしない、と上述しました。
では、なぜ私は人民元で定期預金するのか?
答えは、私が中国と日本で生活しているからです。
そして、人民元と日本円の両方で収入を得ており、両国に銀行口座を持っているからです。
毎月入ってくる人民元はその大部分を中国の銀行に定期預金しています。
中国では生活費があまりかからないので。
中国の理財商品
本音を言うと、「理財licai」と呼ばれる投資信託などに投資してハイリターンを得たいのですが、中国にいる外国人は投資を制限されているため難しいです。
中国人と結婚している日本人の中には、中国人の名義で資産運用している方もいるようです。
今後もできるだけ時間をかけず、楽にお金の管理をしたいと思っています。
以上、中国の定期預金のお話でした。
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