廬山の観光情報まとめ
2018/06/03
紅葉を目当てに、中国江西省にある世界遺産、廬山に行ってきました。
写真とともに観光の思い出をブログにまとめます。
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廬山とは
江西省九江市にある171の峰が連なる山で、白居易の詩で有名な香鑪峰（こうろほう）もここ廬山（ろざん）にあります。
古くから儒教、仏教、道教の寺院が 建つ宗教の聖地として知られていましたが、清朝末期ごろから避暑地としての開発が始められ、現在では中国有数の避暑地として知られています。
蒋介石や毛沢 東もこの地に別荘を保有していました。廬山会議が開かれた地でもあります。
長江の中下流平原、ハ陽湖岸に聳える廬山は標高は1474メートル、山の面積は280平方キロがあります。
ここも江西、湖北、安徽の三省が境を接しているところです。
廬山の地質構造はとても古く、そして複雑です。
地殻変動によって断層になり、歴史の経過がくっきり記録されています。
山々は、雲に覆われ、非常に綺麗です。
廬山を表現するには、中国語で「雄」「奇」「険」「秀」の四文字がふさわしいと言われています。
廬山も中国山水詩の揺籃です。
その独特な姿によって、 昔から、歴代の詩人、文人墨客を魅了し、陶淵明、李白、白居易、蘇軾などの有名な詩人がこの地に多くの傑作を残しています。
その中に、李白の「望庐山瀑布」宋の詩人・蘇軾の「题西林壁」などの名詩は、ここ数年で、中国の中学校の国語教材としては必修項目になっています。
観光客の多さ
中国の有名な観光スポットをするにあたり、私がいつも頭を悩まされることがあります。
それは、人が多すぎるということ。
人が非常に多い状態を中国語では「人山人海」といいます。
中国生活が始まった当初は、
（中国の世界遺産をすべて旅するぞ！）
と意気込んでいたのですが、その気持ちはいまは全くありません
人気の観光地は、どこも人だらけで落ち着かないからです。
関連：中国旅行はマイナーな観光スポットの方が楽しめる。その理由とは
中国の観光、コツ
それでも、うまく人を避けながら観光する方法はあります。
- 団体観光客の波に逆らい、逆へ逆へと歩く。
- 人混みを見つけたら逃げる、または、一気に追い越す。
- 人気スポットに行かない。
- 耳を澄ませて、静かな方へと進む。
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有名な観光スポット
一応ちゃんと下調べをしてから行きました。
廬山は広いのですが、その中に有名な観光スポットがたくさんあります。
- 五老峰
海抜1,436メートルの奇岩の峰。形が、五人の老人が座っているように見えることからきている。 - 漢陽峰
ピラミッド状の形をした廬山の主峰で江西省最高峰。海抜1,474メートル。 - 香炉峰
白居易の詩の一節（「香炉峰の雪は簾を撥げて看る」）や『枕草子』への引用などで知られる。 - 三畳泉:
落差155メートルの大きな滝。 - 龍首崖
空中に突き出した崖。明代の寺院・天池寺の跡地に近い。 - 含鄱口
五老峰と太乙峰の間の谷間。鄱陽湖に面しているため、湖からの水蒸気がここで霧となって峰々を覆い隠している。
中国の人気観光地。混雑は覚悟しましょう。
とても騒がしいので、写真撮って通過しました。
廬山には断崖絶壁が多いので、注意が必要です。
お土産屋さん。お守りなどが売っています。
廬山の中には廟があります。
関羽廟でしょうか。
中国のお線香は太くて長いです
観光ポイントの出入口。団体客が多かったです。
断崖絶壁のギリギリに立って写真を撮る人が多いです。
観光客が少ないポイント
廬山の観光スポットの人の多さに圧倒され、人気のない方へ一人で歩き始めました。
私は田舎者なので人に酔ってしまい、
（もう名所なんてどうでもいい。とにかく静かなところへ行きたい）
という気持ちでした。
そこで出会った風景たちです。
案内板
黄色いお花
騒がしい団体観光客を見かけたので、彼らと逆方向へ進みます
広場。人が少なくて落ち着く場所でした
この橋を渡って小島へ行くことができます。
ユースホステルの近くの風景。
廬山には民宿や旅館もたくさんある。
赤く見えるのは、爆竹の残骸です
映画館。
廬山を舞台にした有名な映画「廬山恋」
教会。誰もいなくて静かだったので周辺を散歩。
湖と紅葉。湖畔に建てられた別荘
紅葉が湖に反射して美しい
廬山の商店街
廬山の地ビール。
あまり特徴のない薄味のビールでした。
秋に行けば美しい風景に出会えると思います。
天気に恵まれたのがよかったです。
以上、この情報がお役に立てば幸いです。
関連：上海の人民公園
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