中国に軽自動車が普及しない理由を考える

      2015/12/22

 

最近日本では、車販売台数トップ10の半数が軽自動車です。

性能や燃費が年々向上し、親戚が購入したダイハツTANTOに乗った時は、その快適性に驚きました。
車内が広く、視界もよく、走行中も静かだったので、人気を維持し売れ続けているのも納得です。

 

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さて、中国の車事情です。
私は中国に三年間滞在しましたが、軽自動車を見たのは1回だけです。
ほぼすべて普通車で、日本車と欧米の車が半々くらいだと思います。
地方都市でもレクサス、ベンツ、BMW、Audiなどの高級車がかなりの数走っています。

 

中国で軽自動車が普及すれば大気汚染問題も解消に向かうのでは?
日本の優秀な軽自動車を中国に普及させるべきだ!
と思ったのですが、よく考えたら
やはり中国では軽自動車は普及しないだろうという結論に至りました。

 

以下のような理由です。

・中国社会はメンツを重んじるので、小さい車は嫌
・軽自動車だと、強引に割り込めない
・交通事故が多いので頑丈な車でないと命にかかわる
・中国は広大で走行距離が長くなるため、普通車の方がいい
・そもそも日本車が大歓迎され普及する社会情勢ではない

 

COP21が閉幕し、また、連日のPM2.5大気汚染問題で、中国も本格的に環境問題に取り組まなければならない時期が来たのだと思います。
軽自動車を普及させるのは難しいとしても、ハイブリッド車や電気自動車が普及していけばいいですね。

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