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中国の大学生がカンニング。驚きの経緯と結末

      2018/06/25

中国の大学で講師をしています。
期末テストで、中国人大学生のカンニングが発覚。

その対応に日本と異なる点が多くて驚きました。
経緯と結末をブログに残そうと思います。

 

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中国の大学生とカンニング

まず、カンニングをする学生がいるのは中国だけではありません。
日本にもいますね。
しかし、中国の場合、カンニングが事前に周到に準備されており、その技術が精巧です。

 

(その努力をする時間があれば、普通に勉強したほうが楽なのでは?)
と思うのですが、本人たちにしたら、
・まともに授業に出ていない
・聞いていない
・ノートをとっていない
という理由で、復習をすることすらできないのです。

 

そして、試験をパスして単位を取るために、カンニングの腕を磨くという間違った方向に進むようです。

 

 

日本人講師がカンニングを現認

中国の大学の期末試験では、試験監督が二人つきます。

私の同僚である日本人講師A先生が試験監督をしている時に、中国人学生のカンニングを見つけました。
手の内側にある小さな紙を見ていたそうです。

 

正義感の強いA先生は、
「その紙を出しなさい。試験は中止です」
と厳しく言ったそうです。

 

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カンニングをした学生の意外な態度

カンニングがばれた中国人学生は、意外な態度をとりました。

 

否認。
そして、黙秘。
小さなメモ紙も出さず。

 

A先生は、カンニングをこの目で見たことを伝え、厳しく追及。
教室内の別の場所にいたもう一人の試験監督員(中国人講師)も異常に気づいて、学生に事情を聞きます。

 

しかし、学生はカンニングを認めず。
証拠となるメモ紙も出しません。

 

 

中国の大学、驚きのルール

カンニングを現認している、いわば現行犯なので、学生が否認しても意味がない。
その学生の試験は中止なはず。

 

日本の感覚ならそのとおりで、A先生もそう思っていたそうです。
しかし、中国では違います。

 

A先生は、中国人講師にこう言われたそうです。
「カンニングの瞬間を写真撮影またはビデオ撮影しましたか?
そうでなかれば、カンニングとして処理することはできません」

 

中国の試験監督のルール

カンニングとして処理するためには、物証が必要である。
物証とは、カンニングの実行が確認できる写真またはビデオ。

 

このルールには、A先生だけでなく私も驚きました。
試験監督員が目視でカンニングを確認しても、カンニングは不成立。

 

試験監督員と学生の証言が食い違った場合を想定しているのですね。
カンニングをするような人間ですから、平気で嘘をつく可能性が高いです。
その時に、物証が必要なのでしょう。

 

 

カンニングを現認した時の対応方法

中国人の先生に聞いてみました。
「カンニングをしている学生を見つけたらどうするんですか」

「私なら、まず一度目は注意します」
「はい? 一度目は許すんですか?」

「はい。それでも止めない場合は、強く注意します」
「?? 二度目も注意だけですか?」

「はい。でも、三度目は許さず、ビデオ撮影をしてカンニングとして処理します」

 

甘いですね。
この中国人の先生が特別であることを祈ります。

 

 

結局、その学生はどうなった?

状況

  • 日本人講師がカンニングを現認。
  • 学生は否認。
  • 証拠となる写真やビデオはなし

 

結末

その学生は追試を受けることになったようです。

 

本来、カンニングなら一発アウトで追試も受けられません。
しかし、証拠がないという理由で追試になったそうです。

私はその学生の実力を知っていますが、おそらく追試をパスできずに留年するでしょう。

 

 

私の見解

正直、面倒くさいので、カンニングをするような学生には関わりたくないです。
義務教育なら更生を期待して説教してもいいですが。

 

彼らは大学生。
善悪の区別がつく立派な大人です。
いまさら大学講師が何か言っても更生する見込みは薄い。

 

勝手にカンニングして、将来後悔するもよし。
後悔しないダメ人間のまま生きていくとしても、本人の自由。

 

カンニングするような人間に育ててしまった両親に責任があるように思います。

 

誤解を生まないように書いておきますが、大多数の中国人大学生はとても真面目です。
一生懸命勉強し、成長しようとしています。

私は真面目にがんばる学生を応援します。

 

関連:中国の大学のタブー、日本語教師が主任に注意されること2つ

 

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