中国で盗難被害。クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を請求する方法
2018/12/02
私は中国で生活していたとき、iPod touch5を盗まれました。滞在が長くなり、完全に油断していた私もよくなかったのですが。
その後、クレジットカード付帯の海外旅行保険が適用され保険金を受け取ることができたので、その流れを書いておきます。
保険金請求の手続きは、盗難品がスマホやカメラなどでも同じです。
知りたかったこと4つ
- 旅行者ではなく海外に居住している日本人にも、クレジットカードの保険が適用されるか。
- 数カ月後、日本へ帰国してから保険請求してもよいか。
- 日本ではなく、中国のアップルストアで購入した製品だが、保険が適用されるか。
- 保険金請求に必要な書類で中国で用意すべきものは何か?
結論
- OK
- OK
- OK
※人民元と日本円の為替レートの計算は保険会社が行う。 - 中国の警察が発行した盗難証明書
※中国で警察に被害届を出すのは難易度が高いです
関連:中国でiPod touch5を盗まれ、警察に被害届を出したときのお話
以下に、保険の請求から受け取りまでの流れをブログに書きます。
スポンサーリンク
クレジットカードの海外旅行傷害保険の有無を確認
私が中国に持って行ったクレジットカードは3枚です。
- JACCSカード
- 楽天カード(公式サイト)
- イオンカードセレクト(公式サイト)
この中でお世話になったのは、JACCSカードの横浜インビテーションカードです。
年会費無料で、海外旅行傷害保険が自動付帯されています。携行品損害は20万円
海外から保険会社に連絡
横浜インビテーションカード付帯の海外旅行傷害保険を請求する場合は、カード会社ではなく、「三井住友海上火災」に連絡します。
三井住友海上火災保険株式会社
ジャックスカード海外旅行傷害保険デスク
保険請求先の電話番号:
0120-075830(フリーダイヤル)
受付時間 24時間受付/年中無休
でも、私のような海外在住者は日本のフリーダイヤルを使えません。また、通話料が心配なので、一般回線に国際電話する勇気もない。
そこで、次のような手段をとり、保険会社から中国の私の携帯に電話してもらいました。
- 私が日本の家族に電話し、事情を説明
- 日本の家族が三井住友海上火災にフリーダイヤルして事情説明
- 三井住友海上が中国の私の携帯に電話
三井住友海上火災からの電話
中国の携帯に保険会社から電話が来ました。声の感じから30歳前後の男性のようでした。
職員から質問されるままに、被害時の状況を詳細に説明。
そして、次のような確認をされました。
- 保険が適用されるかどうか審査がある
- 審査が通ったとしても全額の保証ではない
- 盗難品の使用等による消耗割合が減額される
- 免責金額として自己負担額3,000円減額される
ようするに、
- 盗まれた物は新品ではなく使用していたのだから、購入時の全額は保険として出ませんよ
- 盗まれた方にも3,000円負担してもらいますよ
ということらしい。
「わかりました」と答えました。
中国に電話してくれたこと、丁寧で分かりやすい説明だったこと、三井住友海上火災さんにはとても感謝しています。
保険金請求に必要な書類
三井住友海上火災から、以下の書類を用意するように言われました。
- 保険会社から送付される保険金請求書
記入して返送する - パスポートのコピー(2箇所)
出入国日のスタンプ部分、顔写真のページ - 盗難品の領収書、または保証書の原本
- 盗難証明書の原本(中国警察発行のもの)
盗難証明書を自力で入手するのは、中国語が堪能でも大変なので、日本語のできる中国人と一緒に警察に行くことをおすすめします。
私の体験談:中国でiPod touch5を盗まれ、警察に被害届を出したときのお話
保険適用の審査結果
その後、三井住友海上火災の担当者から
「審査が通りました」
という旨の連絡が中国の携帯にきました。
そして、
- 保険金請求書などの書類は日本の実家に郵送してもらう。
- 私が数カ月後に帰国した後、書類をまとめ申請する
ということになりました。
保険金と通知書の受け取り
その取り決めどおり、私が一時帰国後に保険の請求書を郵送。
しばらくして、指定した銀行口座に保険金が入金され、
「お支払保険金のご案内」
という通知書が三井住友海上火災から届きました。
三井住友海上火災には、中国まで電話していただき、対応もとても丁寧で分かりやすく、本当にお世話になりました。
私はクレジットカードを数枚もっていますが、その後はJACCSカードの
横浜インビテーションカードを多用するようにしています。
旅行好きの方は持っていて損のないカードだと思います。
以上、この情報がお役に立てば幸いです。
スポンサーリンク