上海の空気、PM2.5濃度を調べる方法
2018/11/29
中国で生活していると気になるのがPM2.5の濃度の高さです。
特に冬場になると大気汚染が悪化。
(今日はモヤッてるなあ……)
外出を控えたほうがいいと一目でわかる日もあるくらいです。
健康への影響が心配なので、冬は毎日PM2.5の濃度を調べて対策しています。
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目次
中国のPM2.5、危険な地域
皆さん御存知のとおり、中国の大気汚染で一番危険なのは北京です。
さらに東北部のPM2.5も深刻です。
そして、冬になると警戒レベルが急激にアップ。
ただ、私がいる上海も日によっては明らかに空気がモヤモヤしています。
沿岸だから大丈夫、と楽観的に思っていましたが甘かったですね。
一方、中国の南部は比較的安全。
私が以前生活していた広東省の地方都市は空気がきれいな方でした。
それでも、広州のような大都市はPM2.5濃度が高めで油断できません。
上海のPM2.5、大気汚染の体感
上海の空気、冬以外はPM2.5を気にしなくていいと思います。
マスク無しで普通に生活できます。
ただ、冬になると濃霧のような日があり、大気汚染が視覚的にわかります。
追記:2018年5月
最近は、春になっても空気の悪い日があります。
空気がきれいになるのは梅雨が明けてからですね。
私は、冬以外でもマスクを着用しています。
上海市といってもかなり広く、PM2.5濃度に差があります。
私はいま郊外に住んでいますが、市内のど真ん中に行くと空気の悪さを感じることが多いです。
なので、あまり市内に行かないようにしています。
そして、運動するときは以下の方法で事前にPM2.5濃度を調べ、汚染されていないか一応確認します。
健康維持のために運動するのに、空気の汚染で健康を害したらシャレにならないですからね。
中国のPM2.5濃度を調べる方法
結局はインターネットを活用するのが一番です。
しかし、それが信用できる情報かどうかを判断しなければなりません。
そのために、複数のサイトを見ることになります。
パソコンのサイト
中国天気
http://www.weather.com.cn/
中国語のサイト。
中国の都市名を入力して検索すれば、天気だけでなく空気汚染の状況も一緒に出てきます。
百度baidu
https://www.baidu.com/
中国で最も有名な検索サイト。
「上海天気」などのキーワードで検索すれば、数日分の天気とPM2.5の状況が分かります。
ここに出る数値は在上海アメリカ領事館に設置されている計測機器のもの。
でも、軽度汚染と表示されていても、視覚的に重度汚染の時があるので要注意です。
【百度の特徴】
- 天気予報の精度は高め
- PM2.5の数値は精度低め
スマホのアプリ
PM2.5の状況を調べるときは、スマホのアプリを使うのが一番便利です。
いろいろありますが、私が使っているのは2つ。
iPhoneの天気予報アプリ
iPhoneに標準でついているアプリなので、普段から使っています。
空気が汚れているときは、汚染度によっていろいろ表示がでます。
AirVisual
PM2.5を調べる方法としては、一番のオススメです。
数値の精度が高いだけでなく、使いやすいので。
このアプリは、中国だけでなく日本の、というか世界中のPM2.5濃度を調べることができます。
ざっくりとした地域だけではなく、小さな範囲でPM2.5濃度を調べられるので便利。
しかも、地図上で見たり、付近の計測地が分かったりと視覚的にもかなり使いやすいです。
私はiPhoneで使っていますが、アンドロイドにもあるのかどうか、わかりません。
PM2.5の計測データ、信用できる?
私は以下の点が気になっていました。
- 中国のPM2.5は、誰がどこで計測しているのか。
- そして、その計測データは信用できるのか。
中国におけるPM2.5の計測地点として信用できるものとしては、アメリカ大使館、またはアメリカ領事館があります。
上記で紹介したアプリAirVisualには計測地点も表示されるので信用できると思います。
中国の地方に住んでいる人でも、できれば外国の機関の公表データを参考にしたいところです。
中国のPM2.5対策
空気清浄機をつけて引きこもる
PM2.5の濃度が高い日は、空気清浄機をつけて家にこもるのが一番。
最近の空気清浄機はコンパクトで軽いので日本から中国に持ち込むこともできます。
中国のタオバオでも買えますが、日本の製品はかなり割高です。
マスクは日本から持っていく
私は、マスクは日本で買って中国に持ってきます。
信用と安さです。
中国だとタオバオなどで買うこともできます。
ただ、「PM2.5対応」と書いていてもそれが本当かどうか不安。
日本メーカーの商品も売っていますが高いんですよね。
実は、中国全体で見ると、マスクをしている人は日本と比べてとても少ないです。
マスクをつけているだけで目立ってしまう地区もあるほどです。
しかし、上海など大都市だけを見るとマスク人口が徐々に増えてきており、嬉しい限りです。
目立たないし、外国人だと気づかれる可能性が低くなるので。
私は、PM2.5濃度が高い日は家の中でもマスクをつけています。
中国の家の気密性は日本ほどよくないからです。
PM2.5、私の体への影響
私はいま中国上海で生活していますが、PM2.5濃度が高いと体にすぐ影響が出ます。
私が経験したことのある健康被害。
- 喉の痛み
- 喉のイガイガ
- 頭痛
- 頭が重い
- 体が重い
- 呼吸がしづらい
いまのところ、私の症状はどれも軽いものです。
自覚症状には個人差があるようで、全く大丈夫な人もいるのが不思議。
特に学生たちは、マスクもせず外で運動してピンピンしています。
しかし、若さで乗り切れるいまは大丈夫だとしても、汚染が体内に蓄積されていけば数年後、数十年後に何らかの影響が出るかもしれません。
(自分の学生たちにだけでもマスクを推奨しよう)
と思うのでした。
とりあえず、冬だけはPM2.5の対策をしっかりしています。
そして冬も中国の生活を楽しもうと思います。
関連:
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