銀行の預金金利。中国と日本の比較

      2017/01/25

2016年1月29日、日本銀行がマイナス金利政策を打ち出し、世界に衝撃を与えてからしばらく経ちました。

苦しいのは金融機関ですね。

一般庶民にとっては0.01%だった預金金利が0.001%になったところで、実生活に影響は少なく、まして、これを機に財布の紐を緩めるなどという人はごくわずかでしょう。

それでも、0.001%という数字にはインパクトがあります。
私は中国にも銀行口座を持っているので、中国の預金金利も気にしています。

ここで、日中両国の金利の差異を比較してみます。

 

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日本の銀行、預金金利

2016年3月現在、みずほ銀行を例にします。

 

普通預金金利

0.001%

 

定期金利

0.025%

1カ月定期でも10年定期でも同じです。
また、預ける金額が1万円でも1億円でも同じ金利です。

一律0.025%には驚きました。

 

中国の銀行、預金金利

2016年3月現在、中国建設銀行を例にします。

⇒ 中国の建設銀行で口座を開設する方法

 

普通預金金利

0.3%

 

定期金利の推移(3年もの)

2014年11月時点、中国の3年定期金利は4.25%した。

その後、急激な引き下げが実行されています。

 

以下の月日は私が確認した時点のもので、実際に金利引下げが実行された月日ではありません

  • 2014年11月 4.25%
  • 2015年3月   4.0 %
  • 2015年4月   3.75%
  • 2015年5月   3.5 %
  • 2016年3月   2.75%

 

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中国経済、今後の見通し

現在、中国の株価の下落と元安が著しく、底が見えない状況です。
この状況はしばらく続くのでしょうね。

しかし、中国のおもしろい点として、このような状況下で日本への観光客が減らないことがあります。

消費マインドが冷え込まず、相変わらず爆買いも続いているようです。
中国のお金持ちはケタ違いに裕福なので、少々のことではビクともしないのでしょう。
そして、中国ではそれが全国民の数パーセントだとしてもかなりの人数になります。

中国バブルは崩壊したらしいですが、日本の時に比べ、絶望的な雰囲気が伝わってこないのはなぜでしょうか。

 

不安要素としては、中国社会の格差がさらに広がること。
失業者が増えること。
その結果として、治安が悪化すること。

中国の治安悪化は日本へも影響します。
日本での中国人犯罪検挙件数は、10年前の半分まで減少しています。
中国が豊かになってきたことが一番の原因だと思います。

中国経済、回復してほしいです。日本も中国も表面的にはハッピーになれますからね。

⇒ 対中感情の調査2016年。疑問4つ

 

預金金利、日中両国の比較

日本と中国の預金金利、対照表です。
2016年3月現在、日本はみずほ銀行を、中国は建設銀行を例にしています)

 

日本の金利 中国の金利
普通預金 0.001% 0.3%
3ヵ月定期 0.025% 1.35%
6ヵ月 0.025% 1.55%
1年 0.025% 1.75%
2年 0.025% 2.25%
3年 0.025% 2.75%
5年 0.025% 2.75%

 

中国建設銀行の定期預金金利(2016年3月)

中国建設銀行の預金金利

 

関連:中国の銀行、定期預金を解約して利息を受け取る

 

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