中国人との結婚、両国で婚姻届。効率的に進める方法

      2018/03/15

日本人と中国人の婚姻届の届け出について。

中国と日本で効率的に手続きを進める方法があります。
婚姻届の手続き、必要な書類、注意点などをまとめました。

 

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日中両国で婚姻。順序

中国と日本の両国で婚姻届を受理させるためには、順序が大切です。

まず中国で婚姻届、その次に日本で婚姻届。
これで、スムーズに進めることができます。

  1. 中国で婚姻届を提出
  2. 日本で婚姻届を提出

【理由】

  • 中国での婚姻手続きには、日本人の婚姻要件具備証明(独身証明)という書類が必要。
    ⇒ 中国で独身証明を申請する方法
  • その書類は日本の政府が発行する。
  • 独身でなければ、日本の政府は独身証明を発行できない。

 

 

【中国】婚姻届、必要な書類

結婚する二人で用意するもの

結婚写真 3枚

  • 5cm X 3.5cm(大2寸)、無帽、正面
  • 夫婦で一緒に撮影
  • 一般的に、白色のワイシャツを着る

 

※結婚写真は6枚ほどもらったほうがいいです。
・中国の結婚登記所で3枚。
・公証処でも3枚必要。

 

中国の市内の小さな写真屋さんで撮影するのがよいです。

結婚登記所の近くにも写真屋さんがありますが、技術もサービスもよくないです。

だまっていても客が来るからでしょうね。

 

日本人の必要書類

  1. 婚姻要件具備証明(独身証明)
    在中国の日本大使館、総領事館で申請
    発行から3ヵ月間有効
    ⇒ 中国で独身証明を申請する方法
  2. 上記1の中国語訳文。
    ただし、在中国日本国大使館や在上海日本国総領事館では中国語で発行してくれるので中国語訳文は不要。
  3. パスポート
  4. 上記の書類のコピー

 

中国人の必要書類

  1. 居民戸口簿
    (現在の状况と一致している必要あり)
  2. 居民身分証
  3. 上記の書類のコピー

 

 

【中国】婚姻届、方法と流れ

上記の書類をそろえたら、以下の流れになります。

  1. 婚姻登記機関に行く
    中国人配偶者の戸籍がある登記機関
  2. 書類を提出する
  3. 事実表明
    婚姻登記員の面前で、独身であること、相手と直系血縁でなく3代以内に親戚関係がないことを表明。
    (実際は、夫婦で1枚ずつ書類を書くだけの場合が多い)
  4. 結婚証を受領する
    真っ赤なパスポートみたいなもの

 

この後、公証処へ行き、結婚の公証書を申請します。
公証書は、日本の市役所で婚姻届を出す時に必要。

詳細は以下、最後の方で書きます。

 

【参考】
⇒ 在上海日本国総領事館(公式サイト)
http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/procedure/certificate.html#c

⇒ 在中国日本国大使館(公式サイト)
http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/konin_j.htm

 

 

中国で婚姻成立後、日本に婚姻届を提出する方法

方法は二つあります。

  • 在中国の大使館または総領事館に届ける
  • 日本に帰国して市役所に届ける

簡単なのは後者(市役所への届け出)なので、以下、これについて書きます。

 

 

【日本】市役所に婚姻届を出す期限

3ヵ月です。

つまり、中国で婚姻が成立してから3ヵ月以内に日本の市役所に婚姻届を出なさければなりません。

これは戸籍法で定められています。

 

 

中国で結婚後3ヵ月が過ぎたら日本での婚姻届は?

【原則】
中国で婚姻が成立後、3ヵ月以内に日本の市役所に婚姻届を出す。

 

【例外】
中国で婚姻が成立してから3ヵ月が過ぎても、日本の市役所で婚姻届の届け出ができます。

また、遅延による罰則もありません。

 

しかし、書類を一枚書く必要があります。
それは、市役所で用意してくれる簡単なものです。

 

内容はとてもシンプル。

  • 届け出年月日
  • 氏名、住所
  • 3ヶ月を経過した理由
    届出期間が法定されていることを知らなかった、など

この書類は簡易裁判所に提出されますが、形式的なものなので、その後の生活に影響が出るものではありません。

 

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【日本】婚姻届を提出、必要な書類

これは自分の戸籍がある市役所に電話で確認した方がよいです。
情報が変わる可能性があるので。

参考として、以下、一般的に必要とされる書類を書きます。

 

日本人の必要書類

  1. 婚姻届
  2. 戸籍謄本
    3ヶ月以内有効
  3. 住民票
    住所がある市役所に提出する場合は不要
  4. 身分証
    運転免許証、パスポートなど

 

中国人の必要書類

  1. 結婚公証書
    中国の公証処発行*
    日本語訳も必要
  2. 国籍公証書(出生公証書)
    中国の公証処発行*
    日本語訳も必要
  3. 身分証
    パスポートなど

日本語訳の書類は、自分で用意してもいいです。
その場合、翻訳者が日付、住所、氏名を記入し押印。

*中国の公証処発行の書類は、中国で婚姻届をした日に入手する。
2通はもらいましょう。

理由は「日本で婚姻届を出すため」「配偶者ビザを申請するため」などと言えばよいです。

 

  • 公証処の場所
    結婚登記所と離れている場合があるので、事前に確認しましょう。
  • 公証書申請の料金
    120元(同じ公証書が2通もらえる)
  • 申請時、写真3枚が必要
    結婚証と同じ写真を多めに持って行きましょう。

中国人が日本を訪問するための配偶者ビザを中国で申請したい場合は、中国人の国籍証明書(出生地証明書)も公証書に申請しましょう。

 

 

国際結婚の婚姻届が両国で受理されるまでには長い道のり。

時間とお金と労力がかかりますが、効率的に進める方法を知っていればだいぶ楽ができると思います。

 

みなさん、お幸せに!

 

関連:【国際恋愛】日本人女性と付き合った中国人男性のお話。

 

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