上海、健康診断の流れ
2018/11/09
上海の病院で健康診断を受けてきました。
中国では「体检(体検)」と呼ばれ、Zビザや居留証を申請するために必要です。
場所、検査項目、値段、流れ、注意点などを書きます。
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病院の名前と場所
正確には、病院ではないかもしれません。
健康診断だけを扱う機関のようでした。
- 機関名:上海国际旅行卫生保健中心
(所属は上海出入境检验检疫局) - 住所:〒200335上海市金浜路15号
上海国际旅行卫生保健中心
http://sh.ithc.cn/
ネット予約
上海で健康診断をする場合は、事前にネット予約ができます。
いままで住んでいた中国の他の町には、このような便利なシステムがありませんでした。
サイトの中に「体检预约」という欄があります。
日本語で健康診断の予約という意味です。
必要なもの
上海での健康診断に必要だったものです。
- パスポート
- 現金、約700元
- 各種書類(サイトを参照)
健康診断の流れ
当日、上海国际旅行卫生保健中心に到着したら、次の流れになります。
- 1号棟に入り、受付する。
申請表に記入 - 1号棟の向かいにある建物に行き、証明写真代を支払う。
- 1号棟に戻り、証明写真の撮影。
10分後に写真を受け取る - 受付に写真と書類を提出
- 健康診断開始
着替える
個室でガウンに着替え、靴はビニールで覆う。
バッグなどは鍵付きロッカー(無料)へ。 - 検査終了後、着替えて受付へ。
- 郵送用の封筒に自分の住所を記入し、25元を支払う。
結果は郵送(快递)で受け取ることができます。 - 終了
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健康診断の検査項目
上海での健康診断の検査項目は以下のとおり。
- 身長、体重の測定
- 血圧測定
- 腹診
- 視力検査
- 色盲検査
- X線
- 心電図
- 超音波
お腹にローション付けられて機器を押し付けられる - 採血
意外だったのは採尿検査がなかったこと。
(忘れてない?)と不安になったのですが、周りの人もしていない様子。
また、用紙の検査項目欄には検便もあり、(嫌だなあ)と思っていたのですが、この検査もなし。
機関によって検査項目にばらつきがあるようです。
費用
- 健康診断費用 約600元
この料金は大学講師の場合。留学生などは安いらしいです。 - 写真代 25元
写真の中国語は「照片zhaopian」 - 郵送代 25元
郵送の中国語は「快递kuaidi」。健康診断の結果は郵送してもらえるのでよかった。
中国建設銀行のATM一台が受付の前に設置されていました。
お金が足りなければ、ここでキャシングできます。
安全性
中国の病院というと、危険なイメージあるかもしれません。
しかし、ここは国際的な検査機関なので外国人を対象としています。
こじんまりしていますが、綺麗で静か。
平日に行ったので、混んでいませんでした。
受付のおばちゃんの態度はかなり悪かったですが、他のスタッフは普通でした。
日本語で書かれた注意事項の張り紙があったり、簡単な日本語を話す医者がいたのは意外でした。
注意点
顔写真
申請用紙に自分で用意した証明写真を貼って受付けに提出したら
「この写真は使えない」
と言われてビリビリはがされ、
「院内で撮影しなさい」
と言われました。
(規格に合わなかったのかな)
と思い、25元を支払って院内で撮影しました。
が、受け取った写真は自分が用意した写真と何ら変わらない(笑)
(受付のおばちゃんと写真屋のおじさんのお小遣いになっているのでは)
と疑ってしまいました。
日本で健康診断を受信した場合
日本で受診した健康診断の原本を持参すれば、上海では健康診断を受けなくてもいいかもしれません。
最初の受付で次のようなやりとりがありました。
「日本の健康診断の原本は?」
「持ってきてないよ」
「じゃあ、ここ(上海の病院)で受診するんですね?」
「……はい」
領収書
健康診断の費用分は領収書がもらえます。
しかし、写真撮影代、郵送費は領収書がもらえませんでした。領収書がないと大学からも経費が出ないとのことで、この50元分は自腹になりました。
以上、中国での健康診断のブログ記事でした。
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