上海の大学、教員宿舎の設備を紹介
2018/05/10
日本人が中国の大学に就職した場合、教員宿舎を無料で提供されます。
家具家電なども最初からついているので、到着後はスムーズに生活をスタートできるのは嬉しいです。
しかし、複数の大学を経験してみて、大学によって宿舎の設備に大きな差があることがわかりました。
以下、設備が最も整っていた上海の大学の教員宿舎をご紹介します。
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建物
外観は一見して普通のマンション。
エレベーターは三菱製なのでちょっと安心。
キャンパス内にある宿舎なので静かで緑も多く、部屋からの眺望は広がりがあって最高でした。
正確に言うと、上海の大学の宿舎がすべて良いわけではありません。
私が住んでいたのは、上海の比較的新しいキャンパスだったのです。
「新しさ」が一つの重要なポイントだと思います。
なので、地方の大学でも、キャンパスが新しいとか、教員宿舎を新築したという場合はかなり期待できます。
中国の大学に就職する場合、宿舎の新しさは確認した方がよいかもしれません。
部屋の間取り
いま住んでいる上海の大学の教員宿舎の間取りです。
以下をすべて一人で使うことになります。
- リビング、10畳
テーブル
イス4 - 書斎、8畳
デスク
本棚
ソファ - 寝室、8畳
セミダブルベッド
デスク、イス
壁掛けテレビ
タンス2 - キッチン、3畳
- ユニットバス、四畳半
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気密性
窓がしっかりと閉まるなど、部屋の気密性が高いことは日本人にとって当然のことですが、中国ではそうではありません。
見た目はキレイでも、隙間風が入るような窓やドアも珍しくないのです。
部屋にいるとき、夏は暑く冬は寒いというのでは、心身ともにダメージを蓄積してしまいます。
実際、私は教員宿舎の気密性が悪いことが原因で大学を変えたことがあります。
上海の大学の宿舎の気密性はほぼ完璧でした。
窓はペアガラス。
二重ガラス、複層ガラスとも言われる断熱性の高いガラス窓です。
これはかなりポイントが高かったです。
家具家電
上海の大学の宿舎に入って驚いたのが、各家電が充実しており、かつ、レベルが高かったことです。さらに、そのほとんどが新品です。
- テレビ
インターネットテレビ付属 - エアコン2機
- 扇風機
- デスクトップ型パソコン
- 卓上電気スタンド
- ルーター
インターネット、WiFiが無料 - 電話
学内、市内通話無料 - 冷蔵庫
- 電子レンジ
- オーブントースター
- 炊飯ジャー
- ウォーターサーバー
- コーヒーメーカー
- 瞬間湯沸し器
- 洗濯機
- 掃除機
- アイロン
- ヘアドライヤー
新品のキッチン用品があったことにも驚かされました。
- 食器セット
皿、お椀、箸など数人分 - ティーカップセット
オシャレなティーカップが数人分 - 包丁セット
大中小、5種類の様々な形の包丁 - オタマセット
6種類のオタマ - 鍋
- フライパン
ここまでそろえてくれる大学は地方ではなかなかないと思います。
(この上海の大学、予算が潤沢にあるようだ)
というのが第一印象でした。
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管理人
宿舎の敷地の出入口には管理人が常駐しています。
一見、ただのおじさんおばさんですが、何となく安心感があります。
また、一階には管理人の事務所もあり、そこに行けば部屋の不具合(例えば蛍光灯がきれた)などを解決してくれます。
さらに、ウォーターサーバー用のミネラルウォーター(17リットル入り)がこの事務所で買えるのでとても楽。
これはかなり嬉しいです。
なぜなら、中国の他の大学では、自分でお店に電話注文し配達してもらうのが一般的だからです。
- 電話(中国語)でミネラルウォーターを注文
- 部屋で配達を待つ
いつ来るかわかりません。 - 業者を部屋に入れる
- お金を支払う
というのはかなり面倒でストレスにもなります。
中国語ができない日本人ならさらに大変でしょう。
なので、自分の住んでいる宿舎の1階でいつでも簡単にミネラルウォーターが手に入るというのは、中国生活においてかなりポイントが高いです。
部屋の掃除
(ここはホテルなの?)
と思ってしまいました。
1週間に1回のペースで掃除のおばちゃんが部屋を掃除してくれるのです。
月に1回、ベッドのシーツや枕カバーも交換してくれます。
「掃除の必要がない場合は言ってもらえれば、入りませんので」
とのことだったので、部屋のクリーニングを断ることもできるようです。
人によっては
(自分の部屋に勝手に入ってほしくない)
と思うかもしれません。
私の場合は、掃除してくれてラッキーだと感謝しています。
貴重品の管理にだけは一応気をつけます。
とにかく、大切に扱われている感がひしひしと伝わってくる待遇なので、
(中国人大学生の成長を助けることでお返ししよう)
と思ったのでした。
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