PERとPBR、株の買い時を判断する
中国株を買うべく勉強中です。
今日はPERとPBRで株価を判断する、という基礎を学びました。
中国株を買う時の参考にしたいと思います。
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目次
株の買い時は?
株価が下がった時に買えばお得。
チャートを見れば下がっているか上がっているか分かる。
私は株の素人なので、こんなふうに考えています。
でも、こんなざっくりした考えで何となく中国株を買ったら大きな失敗をしそう。
PERとPBR、株価判断の情報
では、失敗をできるだけ少なく小さいものにして最終的に成功するには、どうやって株価を判断すればいいのでしょうか。
その答えが、PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)らしいです。
つまり、今が買い時だと株価判断するための情報です。
なぜいま買うのか、数字できちんと説明できるようになりたいです。
PERとPBR、かなり重要な気がするので勉強してみました。
PER(株価収益率)とは
PER(株価収益率price earnings ratio)とは、株価の状況を判断する指標の1つである。
株価を判断する情報としてPBR(株価純資産倍率)と共に重要視される。アメリカ合衆国ではP/EないしPEと表記するのが一般的である。頭字語をとった略称のPERは日本にて用いられる。
出典:Wikipedia
PERという用語は日本で使われるもの。
中国企業の決算書には出てこない、という点に注意が必要ですね。
PER(株価収益率)の計算式2つ
【計算式1】
株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益
(PER = 株価 ÷ EPS)
株主の側から見れば、
「利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるか」
という指標として見ることができる。
企業の側から見れば、
「株主からの出資をどれくらいの利回りで運用しているか」
という指標の逆数と見ることができる。
【計算式2】
株価収益率 = 時価総額 ÷ 当期純利益
利益が減ると、株価収益率は増加することとなる。
一般に株価収益率が業界平均値と比較して高いときは、当該企業の株価は割高とされる。
PER(株価収益率)、適切な数字は?
【原則】
株価収益率の標準値は14~20が適正とされる。
【例外1】企業の成長性に楽観的な場合
高PERまで買われる。
⇒利益の高成長が見込める場合、現行では高いPERも数年後には低い水準になるから。
【例外2】企業の将来に不透明感が高い場合
低PERで取引される。
【例外3】国際商品市況に業績が大きく影響をうける業種
石油や鉄鋼、海運など。
過渡的な経緯や国際的な落ち着き所としてセクター全体が低PERで取引されていることがある。
株価バブルとPER20
以下2つの場合、株価バブルを警戒する必要がある。
不動産に対する投資収益率(不動産価格/年間賃料)が構造的に20近辺。
地価の変動と賃料相場が連動する特性があることから)、
証券市場全体の株価収益率が20を越えて買い上げられている場合
ただし、例外的に、個別銘柄では将来性を期待して買い進められたり、また(予想)純利益が下方修正されることで高PERとなることがある。
PER(株価収益率)と歴史
- ニューヨーク証券取引所
伝統的に14~20程度をコアとした株価収益率 - 日本
バブル景気崩壊後に株式の相互持合いが解消される1990年代頃までは40~60の割高な株価で推移。 - 新興市場
成長性を期待した取引が中心となることから、NASDAQでは60~80程度をコアとした株価収益率の推移。
市場間の違い、投資対象の違い、PERの違い
市場間、あるいは投資対象(企業・債券・不動産・商品先物等)間での投資収益率の大幅な違いは価格変動の大きな波乱要素であり投資対象、たとえば企業収益などへの期待が正・負いずれかの方向に大きく裏切られることなどをきっかけに急激な相場変動や市場の混乱をもたらす要因となる。
PER、結局、株の買い時をどうやって判断?
以下、復習します。
【計算式1】
株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益
(PER = 株価 ÷ EPS)
株主の側から見れば、
「利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるか」
という指標として見ることができる。
つまり、株価が下がればPERも下がる。
PERは低い方が良いということになりますね。
PERが低くなったら購入検討
比較対象は同じ業種のPER
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PBR(株価純資産倍率)とは
PBR(株価純資産倍率price book-value ratio)とはは、企業の資産面から株価の倍率(状態)を判断する指標である。
株価の状況を判定する情報として株価収益率(PER)と共に重要視される指標のひとつである。PBR(株価純資産倍率)計算式
株価純資産倍率 = 株価 ÷ 一株あたり純資産額
(PBR = 株価 ÷ BPS)PBRが1倍:株価が解散価値と等しい
PBRが1倍未満:割安株1倍以下の水準では会社が保有する純資産の額より株式時価総額のほうが安いことを意味しており、継続的に事業を行うより解散した方が株主の利益になる可能性がある。
魅力的な事業・資産を持つにも関わらず低PBRで推移している企業は絶好の買収対象になるかもしれない。
一方、PBRが高いからといって割高であるとはいえない(後述)が、資産を目的とした買収の対象としては魅力的とは言えない。
出典:Wikipedia
PBRで株価を判断する方法
- PBRの数値が1未満ならお買い得。
- PBR0.8 ⇒ 2割引
- PBR0.5 ⇒ 5割引
もちろん、実際には、他の要因も分析して株を買う必要があります。
例えば、企業の商品に問題が発生したためにPBRが低くなった場合など、数値上はお買い得ですが、その問題を解消できる力があるかどうか見極める必要があります。
まとめ
株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益
(PER = 株価 ÷ EPS)
- 適正値:14~20
- 低い方がいい。
株価純資産倍率 = 株価 ÷ 一株あたり純資産額
(PBR = 株価 ÷ BPS)
- PBRが1倍:株価が解散価値と等しい
- PBRが1倍未満:割安株
以上、PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)から見る株の買い時でした。
自信が持てるようになるまでは日々勉強します。
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