サンタフェ観光と写真集の風景
2017/03/15
アメリカのニューメキシコ州を旅行した時のお話。
アルバカーキからサンタフェまで電車で行き、観光しました。
日本人のある世代がサンタフェと聞いてすぐに連想するのは、宮沢りえさんの写真集だと思います。
でも、実際にここがどういう街なのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
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目次
サンタフェとは
サンタフェ(Santa Fe)は、アメリカ合衆国のニューメキシコ州北部に位置する、同州の州都。
人口は62,203人。建国より遥か前の1607年に創設された長い歴史を持つ都市で、アメリカ合衆国に現存する都市としてはフロリダ州のセントオーガスティン(1565年創設)に次いで古い。
「アメリカの宝石」と呼ばれ、歴史的な街並みや建築物を残し、独特の食文化を持つ観光都市として栄えている。
また、同市は芸術家が多く住み、美術品にあふれ、音楽祭や工芸祭が開かれる、芸術の町としても知られている。市名はスペイン語で「聖なる信仰」という意味である。
正式な名称は「ラ・ビヤ・レアル・デ・ラ・サンタ・フェ・デ・サン・フランシスコ・デ・アシス(La Villa Real de la Santa Fé de San Francisco de Asís)」といい、これは日本語では「アッシジのフランチェスコの聖なる信仰に忠実な王都」という意味になる。
サンタフェ、宮沢りえ
サンタフェと宮沢りえの写真集がリンクしない世代のために、ちょっと寄り道して彼女と写真集について書きます。
『Santa Fe』(サンタフェ)は、1991年(平成3年)11月13日に朝日出版社から発売された宮沢りえのヌード写真集。
撮影は篠山紀信。
発売当時の宮沢は18歳であり、18歳になったから撮影を持ち掛けたと篠山はのちに語っているが、撮影時点では17歳であったとも報じられた。
宮沢が当時人気絶頂だったこともあって155万部のベストセラーとなり、これは日本における芸能人写真集の売上部数としては未だに破られていない。
宮沢りえ(みやざわ りえ、1973年4月6日 - )は、日本の女優、ファッションモデル、歌手。
東京都練馬区出身。エムツー企画所属。
女優として映画、舞台、テレビドラマなどに出演。身長168cm。
日本人の母親と、オランダ人の父親を持つハーフ
私は宮沢りえの写真集を実際に見たことはありません。
ただ、当時それが出版されてマスメディアや周囲の人たちが騒いでいたのを覚えています。
今回googleで画像検索して初めてちゃんと見ましたが、芸術的だと感じます。
1991年の作品とは思えないほど新鮮ですが、本物は色あせないということなのでしょうか。
当時彼女はは17歳か18歳。
カメラの前に全裸で立ち、あのような表情ができるというのはよほど度胸がないとできないでしょう。驚きました。
そして、いまさらですがファンになってしまいました。
カメラが趣味の私にとって、人物撮影の参考にもなります。
『Santa Fe』を買っておけばよかったと後悔しています。
いまとなっては入手困難のプレミア写真集です。
彼女の出演作品は映画『ぼくらの七日間戦争』しか見たことがありませんが、他の作品も見てみたいです。
とりあえずTSUTAYAへ行ってみます。
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行き方
私が実際に使った方法、アルバカーキからサンタフェへの電車での行き方です。
鉄道でサンタフェに行く
アルバカーキの駅
アルバカーキの駅(Downtown Albuquerque)はグレイハウンドのバスターミナル駅・Amtrak(鉄道会社)の駅の北方向にあります。
アメリカで鉄道といえばAmtrakが有名ですが、サンタフェ行きの鉄道はRAIL RUNNERなので別物です。
⇒ 鉄道会社Rio Metro Transit(公式サイト)
キップは電車内で買うことができます。
車内でスタッフが発券機器を持って歩いていたので、1dayチケットを10ドルで買いました。
最初は駅周辺の切符売り場を探して、市バスの発券窓口のあたりをウロウロしたり、バス停のスタッフに聞いたりしたのですがよくわからず、ちょっと焦りました。
ネット上でもキップを買うことができるようですが、車内は混んでいませんし、予定が変わるかもしれないので、当日買ったほうがいいです。
電車の時刻表
2014年の時刻表スケジュールがずっと変更されずに使われているようです。
⇒ 時刻表 AlbuquerqueからSanta Fe(PDF)
私が乗ったのは、行きが午前9時35分アルバカーキ発、帰りが午後5時4分サンタフェ発。
電車の構造
電車は2階建てで眺めはいいのですが、けっこう揺れます。
揺れが嫌な人は1階の席に座りましょう。
車窓からのどかな風景を眺めていると1時間40分くらいでサンタフェ駅に到着します。
ちなみに、Santa Feは終点なので眠っていても大丈夫です。
サンタフェ観光
私のサンタフェの滞在時間は6時間弱。
すべて歩き。
休憩しながら観光し、ちょうどよい時間でした。
夕焼けも見ようかと思ったのですが、疲れてしまったので午後5時発の電車でアルバカーキに戻ることにしました。
サンタフェ駅
サンタフェ駅はとても小さく温かみのある建物でした。
その中にトイレやビジターセンターもあります。
地図をもらって観光開始。
プラザ
サンタフェ駅から歩いて旧市街の中心地、通称プラザまで歩いて行けます。
そこは四角い公園のようになっており、その周辺にお土産屋さんやレストラン、カフェがビッシリ並んでします。
特にお土産屋さんが多かったですが、軽くウィンドウショッピングしただけで店内には入りませんでした。
私は風景や建築を見ながら写真を撮れればそれで満足なので。
プラザ内では人々がベンチで休憩していたり、ギターを弾く人がいたり、いきなり独唱を始める人がいたり、それぞれが自由に過ごしています。
Cathedral Basilica of St. Francis of Assisi
内部に自由に入ることができます。
椅子に座って休憩するのに最適な場所。
エアコンが効いていて涼しく賛美歌が流れていたためか、ついついウトウトしてしまいました。
30分以上いたと思います。
ステンドグラスがきれいでした
内部は開放感があります。
Loretto Chapel
これも教会です。
「サンタフェの奇跡」と言われている螺旋階段を見たかったのですが、中に入ることはできなかったので、外観の写真を撮っておしまい。
San Miguel Mission
またまた教会。
ここも中に入れませんでした。残念。
サンタフェ、街の風景写真集
サンタフェは観光ポイントの他にもステキな建築物が点在しており、無計画に散歩しても心ときめく風景に出会うことができます。
私が撮影した風景写真を適当にご紹介します。
お昼ご飯
事前にGoogle Mapsで調べていたメキシコ料理のお店で昼食をとろうと店内に入ってみたら、かなり混雑していたので断念。
プラザ周辺を歩いてみても、一人で入れそうなお店が少ない。
サンタフェはもう少し素朴で観光客も少ないと思っていたのですが、完全に観光地化しています。
お腹が減ってフラフラになりながら歩いていると、小さなサンドイッチ屋さんがあったのでローストビーフサンドイッチとレモネードを注文しました。
(胃に染みわたる、生き返った)
という感じでした。
灼熱の太陽の下での空腹は辛いものがありますね。
一人でも入りやすいお店はプラザから離れた静かな場所にあるようです。
ビジターセンター
観光客のためのサンタフェ・ビジターセンターはプラザからやや離れた場所、南西の位置にあります。
行ってみたらパンフレットなどは充実していましたが、スタッフはいませんでした。
そもそも周辺には観光スポットもないので観光客もいません。
なぜここにビジターセンターがあるのか、謎です。
サンタフェ駅の中にも小さなビジターセンターがあり、そこでも情報量は十分。
わざわざプラザ方向の観光案内所へ行く必要はないと思います。
郵便局
エアメールを出すため、ビジターセンターの北側にある郵便局に行ったのですが、窓口のおじさんのサービス態度が悪くてガッカリ。
強面で笑顔なし、面倒くさそうにガサツな対応をされました。
サンタフェはせっかくいい雰囲気の街なのに、残念な思い出となってしまいました。
天気
私がサンタフェに行ったのは6月下旬ですが、天気がよくかなり日差しが強くて暑かったです。
そして、乾燥しています。
ただし、午後3時ころに夕立がありました。
30分位でやみましたが、その後はやや湿気を含む暑さになり歩くのが大変でした。
※サンタフェ、年間の天気と気温
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均最高気 | 6.1 | 8.9 | 12.2 | 17.8 | 23.3 | 28.9 | 30.6 | 28.9 | 27.2 | 20.0 | 11.1 | 7.2 | |
平均最低気温 | −7.2 | −5.6 | −3.3 | 1.1 | 6.7 | 11.7 | 14.4 | 13.3 | 10.0 | 3.9 | −4.4 | −7.2 | |
降水量mm | 12.7 | 12.7 | 12.7 | 10.1 | 22.9 | 17.8 | 50.8 | 58.4 | 15.2 | 15.2 | 7.6 | 7.6 |
以上、みなさんの旅の参考となれば幸いです。
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