中国ではパスポートを持ち歩く必要あり!ドキドキした事例3つ
2019/03/10
中国に旅行する場合、パスポートを持ち歩いていいのか迷ったことはありませんか。
- ホテルのフロントに預ける?
- ホテルの金庫で保管する?
- 自分で携行する?
結果から言うと、正解は「3」です。
その理由を、上海で生活している私が実際に体験した事例を示しながら説明します。
パスポートの携帯は義務【法令】
パスポートが必要だった事例を説明する前に、まず、中国でのパスポート携帯は義務とされています。
中国の法令では、中国に在留または滞在する満16歳以上の外国人は、パスポートを常時携帯することが義務付けられており、警察官に提示を求められた場合には応じなければなりません。これに違反した場合には罰金等を科されることもありますので、盗難や紛失に十分注意しつつ、常時パスポートを携行してください
関連:外務省ホームページ
という法令はあるものの、パスポートの紛失が怖くてコピーを持ち歩く人も多いでしょう。
でも、やはり中国ではパスポートを携行した方がいいです。以下の事例を見ていきましょう。
パスポートが必要だった事例1
- 場所:上海の地下鉄駅構内にて。
- 状況:警察官への提示。
【詳細】
乗り換えのために、駅構内を歩いていたら、警察官が近づいてきました。
(あれ?何?私?)という感じで軽く動揺ドキドキしていると、警察官はいきなり私に敬礼。
「身分証を見せていただけますか」(中国語)
とても丁寧な声と態度。
パスポートを見せると、写真のページを少しだけ見てすぐに返してくれました。
その後、私はその場を離れたところで警察官を観察(笑)。というのも、なぜ私に声をかけてきたのか気になったからです。
すると、ランダムにいろんな人に身分証の提示を求めていました。そして、身分証を見ながら何か話しています。
私には何も質問してこなかったですけどね。外国人には興味がないんでしょうか。
【まとめ】
上海の地下鉄駅構内では身分証チェックがあるので、パスポートを携行した方がよい。
パスポートが必要だった事例2
- 場所:上海の地下鉄改札前にて。
- 状況:警察官への提示。
【詳細】
また地下鉄。今度は、改札に向かう途中の通路でした。やけに人が多いと思っていたら、その先に警察官が3人いて、身分証チェックをしていました。
市民は身分証を提示し、警察官は何かの情報と照らし合わせながら確認している様子。
誰かを探している感じです。(誰か逃走中なの?怖すぎ・・・)
そして、私がパスポートの個人情報のページを警察官に見せると、一瞬だけ見られて通されました。
上海市内の地下鉄ですから、人がどんどん増えて軽いカオス状態。警察官はさばききれずにテンパっていました。
【まとめ】
上海の地下鉄駅改札前でも身分証チェックがあった。パスポートは携行しましょう。
パスポートが必要だった事例3
- 場所:上海の地下鉄車両内にて。
- 状況:警察官への提示。
【詳細】
地下鉄に乗って移動中。ある駅から警察官が5名ほど乗車して来ました。
そして「みなさん、身分証を出してください」という指示。
車内乗客の身分証の一斉チェックが始まりました。警察官は小型の読み取り機みたいなものを身分証に近づけ、「ピツ」と読み取っていました。
中には「持ってない」という乗客もいましたが、怒られたり連れて行かれたりはなかったです。
私がパスポートを手に持ったまま写真のページを見せると、警察官は2秒ほど見て「謝謝」と言っていなくなりました。
その後、次の駅で乗客が急に増えたため、身分証のチェックの続行は不可能に・・・。
【まとめ】
上海の地下鉄車両内でも身分証チェックがあるので、パスポートは常に持っていたほうがいいです。
どのように持ち歩けばいい?
以上のように、中国では警察官からパスポートの提示を求められることがあるので、常に携帯しましょう。
では、パスポートはどのように持ち歩けばいいのでしょうか?
結論から言うと、裸のままではなく、パスポートケースに入れておくといいです。
理由は、ボロボロのパスポートをチェックイン・カウンターや出入国手続きで提示すると、かっこ悪いので。また、紛失防止にもなるからです。
そして、もしこれからパスポートケースを買うなら、縦長のものをおすすめします。
理由は、搭乗券が一緒に入るからです。旅行中にパスポートを一番長く手にするのは空港ですが、その時は、搭乗券も一緒に持つことになりますね。機能重視で縦長ケースを選ぶと、使いやすいので重宝しますよ。2000円ほどで良いものがあります。
以上、中国ではパスポートの携行が必要と思った事例3つを紹介しました。みなさん良い旅を!