FRB利上げ、人民元と日本円の今後
2018/12/02
2015年12月16日、米連邦準備理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0~0.25%から0.25~0.50%への引き上げを決めた。
これは予想されていたことなので、市場に大きな動きはなく、特に為替取引は微々たる動きに留まりました。
とにかく、アメリカの経済回復が確実であるとFRBからお墨付きを得た形です。来年以降も徐々に金利が引き上げられるのでしょう。
私が気になるのは、中国マネーの動きです。特に、対日本円で元高になるのか元安になるのか。
対米ドルでは世界中の通貨が安くなる傾向が続くのだと思います。
- 円安ドル高
- 元安ドル高
では、円と元の動きはどうなるのでしょう。
1元20円あたりで元が高止まりした後、現在は1元18.8円と元安に傾きつつあります。
エコノミストらの見解では、次の理由から大きく元高になる可能性は低いそうです。
- 中国経済の低迷
- 人民元の安全性の低下
- 人民元の通貨価値の低下
ただ、私個人としては、以下の買い材料もあるので、元高に期待しています。
- 人民元の国際化
- アジアインフラ投資銀行(AIIB)
- 中国バブル崩壊と言われつつも何とか持ちこたえている
元高が続けば、日本に来る中国人観光客や留学生も増え続けることでしょう。日本に来て日本を見てもらうことが、今後の日中関係を良好に維持する最善の方法だと思っています。