日本語教師、中国に持っていく物。
2018/11/30
以前、中国の大学で外国語学部の日本語講師をしていました。
必需品というよりは、赴任するときに日本から持って行って良かった物などを、個人の観点からまとめます。
日本語教師だからこれが必要という物よりも、生活全般で重宝した物。
会社員として駐在する方とはまた違ったものがあると思います。
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目次
中国の物価
中国は日本に比べて物価が安いと言われます。しかし、それは物によります。
そして、日本より高いのに品質が低いものが多々あります。高いお金を払ったら高い品質と保証を受けることが当然である、という感覚がふっとびました。
逆も言えます。
つまり中国より安くて品質の高いものが日本にはたくさんある、ということです。そういうものが爆買いの対象リストにあがるわけですね。
私が見た範囲ですが、中国で安いものと高いものを書いてみます。
中国で安いと感じるもの
- 地元の食料品
- 地元レストラン、食堂での食事代
- 交通費(バス、電車、新幹線)
中国で高いと感じるもの
- 衣類
- 100円ショップ品質の日用品
中国では10元(200円弱)出しても日本の100円ショップの品質に及ばないものがたくさんあります。中国で生活してみて、ダイソーの商品は安くて高品質だと実感しました。 - ヨーグルト、牛乳、卵などの乳製品
- デジタル製品
⇒ 中国駐在・生活で役立つ日本製品Best5(デジタル編) - 外資系のレストラン、カフェ
- 化粧品、日焼け止めなど
日本から持って行って良かった物
基本的に、中国にない物、または、中国で買うと高いものを日本から持って行きます。さらに、あまり重くないものです。
日本語の授業で使う物
日本語教師として、授業で使う必要最小限のものを取捨選択。
- 日本語教授法の本
- 電子辞書
- USBメモリ
授業でパワーポイントや音声、映像を使うので、いつも持ち歩いていました。 - 日本紹介の映像教材
NHKなどの番組を録画して持って行きました。地デジ対応の外付けDVDプレイヤーも購入。 - ボールペン
日本製の方が書きやすいので。 - スタンプ
「よくできました」「見ました」などのスタンプ。かわいいものが100円ショップで手に入る。
生活に必要な物
- 電気シェーバー
ラムダッシュを長年愛用。 - 日焼け止めクリーム
- サングラス
⇒ オーバーサングラス、CO3012、偏光レンズ。かけ心地レビュー - 折りたたみ傘
⇒ 中国広東省、日本製の傘が必要な理由 - 衣類
中国にはユニクロ、H&M、ZARAなども普通にあるが、日本よりやや高め。 - タオル
質がいまいちで日本より高い。 - サランラップ
中国のサランラップはパサパサしていてピッタリくっつかないし、キレイに切ることもできない。 - 包丁、調理用ハサミ(100円ショップ)
- 霧吹き(100円ショップ)
エタノールを入れて殺菌消毒・掃除用に使います。
⇒ 中国での掃除、カビ対策にはエタノール!値段と使用方法 - 洗顔料、歯ブラシ、歯磨き粉、糸ようじ
これは使い慣れたものを使いたいので。 - 虫コナーズ、どこでもベープ
蚊が嫌いなので。蚊取り線香などは中国にも売っていますが、日本製が安心です。
⇒ 電撃殺虫ラケット。中国製は電圧強めで気持ちいい
食料品
- ブルーベリー
ドライフルーツのブルーベリーを持って行きました。目が疲れやすいので日本でよく食べていましたが、中国では手に入りにくく、とても高いです。 - 緑茶、紅茶(ティーバック)
- コーヒー
- 梅干し
- 味噌
- インスタント味噌汁
- だし
- 味ぽん
- ふりかけ
- チョコレート
自分で食べてよし、お土産にも喜ばれます。
娯楽として
- 文庫本
日本語教師なので、中国にいても日本語の活字は毎日目にするのですが、教科書だけでは物足りません。
自分の好きな小説を文庫本で何冊か持って行きました。
読み終えた後学生にプレゼントすれば喜ばれるので一石二鳥。
ちなみに中国人が喜ぶのは東野圭吾や村上春樹などの有名作家でした。 - 映画、音楽
海外生活、お気に入りの映画を見ると気分が上がります。邦画、洋画、中国映画、いろいろ持って行きました。
また、音楽が好きなので、教員宿舎にいるときはいつもパソコンで音楽を流していました。
荷物を減らすため、映画も音楽もDVDやCDではなく、外付けHDDに入れて持って行きました。 - 小型スピーカー(パソコン用)
- デジカメ
- 電池、充電器
中国で買った物
- シャンプー、ボディソープ
日本から持っていくには重すぎ。種類は少ないが日本のブランドが普通の値段で売っている。 - 防虫防カビ剤
最初は日本から持って行ったが、意外と重いしがさばるので中国で買うようになった。
持って行ったけど使わなかった物
日本語教師ならこれくらいは必要、と思って中国に連れて行ったのに全然使わなかった物たち。
- 日本語の文法書
文法の質問とかほとんどされない。 - 日本語能力試験の問題集
中国の学生たちは勤勉なので勝手に勉強して合格する。 - 日本文化紹介の本
ネットで十分調べられる。※VPNは必須
⇒ セカイVPNの使い方 - スーツ、ネクタイ、ジャケット
大学勤務なので、スーツを着る機会があるかと思いわざわざ持って行ったのに一度も着る機会がなかった。
教師の服装もかなり自由。
ジャケットはちょっと寒い時に着たが、寒ければジャンパーを着たまま授業をしても大丈夫。学生たちもジャンパーを着て授業を受けている。
船便で中国に荷物を送ったこともありますが、ダンボールが見るも無残なボロボロの状態で届きました。幸い中身は大丈夫でした。
最近、爆買いの影響で税関の検査が厳しくなり関税も上がりました。やはり、必要最小限の生活用品を自分で持って行くのが安心で確実だと思います。
以上、日本語教師として中国に持っていく物まとめでした。
みなさんが楽しい中国生活を送れますように。
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