浦東空港の荷物検査が厳しくなっている

   

国慶節を前に、浦東空港第で大規模な荷物検査が行われました。

こわいですねー。

詳細をブログ記事にまとめます。

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荷物検査、いつ?

浦東空港の荷物検査はいつ行われたのか?

 

2018年9月28日です。

 

中国の国慶節は10月1日からなので、まさに長期休暇直前の抜き打ち検査

 

「うそだろ?」
という空港利用者の声が聞こえてきそうです。

 

 

荷物検査、どこで?

今回の荷物検査は、上海浦東空港の第2ターミナルで行われました。

 

他の場所で行われたという情報は入っていません。
一点集中で検査したようです。

 

 

荷物検査の目的と対象

浦東空港の荷物検査の目的は、代理購入商品の税金逃れを摘発すること

 

なので、検査の対象者は中国へ入国する人たち
その中でも、中国以外の国で商品を代理購入し、中国に持ち込んで来た人たちです。

 

国慶節を前に税関が検査を行った理由は想像できます。

 

国慶節に海外旅行をし、ついでに代理購入をする予定の中国人はたくさんいたはず。
中国当局は彼らに(空港で検査するよー)という警告のメッセージを与えたのです。

 

海外にいる中国人は爆買いの勢いを弱めざるをえません。
買い物好きの中国人たちは、買いたい物を目の前にして悔しい思いをしているでしょう。

 

今回は、「中国で消費すべき」を主張する中国当局の勝ちですね。

 

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罰則

海外で代理購入した商品を持っていた場合、罰則はあるのか?

 

高い税金を支払うことになります。
罰則というか、払うべきものを払ってね、ということでしょう。

 

主な物品と税率は以下のとおり。

  • 15%:食料品、アクセサリー、家具、書籍、CD、DVD
  • 30%:衣類、皮革製品、カバン、時計、宝石類、洗顔料、衣料品、キッチン用品、文房具
  • 60%:高級酒・タバコ、高級腕時計、ブランドのアクセサリー、化粧品、ゴルフ用品

 

ただし、自己消費(自分で使う)の物であれば税金は支払う必要はありません。

 

 

自己消費をどう証明するか

「これ全部私が使うんだよ!」
と主張したところで、税関職員もプロなのでバレます。

 

明らかに自己消費(自分で使う物)の範囲を超えて大量に商品を持っている場合は、そくアウトです。

 

また、少量だとしても、バレるときはバレます。

 

今回の浦東空港の荷物検査では、税関職員にスマホのWeChatのモーメンツを確認され、代理購入がバレた人もいました。

 

日本だったらFacebookとかLINEの内容を税関職員に確認される感じです。
ちょっと日本では考えられないですが、中国なので十分にありえます。

 

中国在住者であれば、許容される金額の目安があります。

 

海外で購入してきた物が5,000元(約85,000円)くらいに収まっていれば、税関職員もうるさく言わないようです。

 

 

荷物検査の厳しい状況は続くか?

原則、浦東空港の荷物検査は、継続的に行われることはありません。

 

例外があります。

 

それは、事件の発生。

 

例えば、2016年6月12日に浦東空港で爆発事件がありましたね。
あの時は、荷物検査が厳しい状況が続きました。

上海浦東空港、荷物チェックの状況、2016夏

 

でも、毎日多くの人が利用する浦東空港で、厳しい荷物チェックを続けることは不可能です。
職員も利用客も疲弊してしまうので。

 

結局、今回の浦東空港での荷物検査は一時的なもの。
継続することは考えにくいです。

 

 

荷物検査の対策

浦東空港の荷物検査は、不定期で行われるので事前に察知するのは難しいですね。

 

代理購入で商売している人は、WeChatやweiboで情報収集しているようですが、それも危険な日を予想する程度。

 

なので、荷物検査を受けることを想定した対策が現実的です。

 

本当に自分で使うものなのであれば、タグを外しておくとか、袋や箱から出しておくことも有効です。

 

でも、実際、荷物チェックを受ける可能性はかなり低いですね。
何度も日本と中国を往復している私がチェックされたことがないので。

 

以上、浦東空港の荷物検査のブログ記事でした。
みなさんが快適に空港を利用できるよう祈っています。

 

関連:上海浦東空港、荷物チェックの状況。2017年2月

 

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