西寧市から敦煌へ、バスでの行き方と注意点
2018/11/13
西安から西へ、シルクロード一人旅。
青海省西寧市から敦煌へ、寝台バスで17時間かけて移動しました。
バスでの行き方をシェアします。
身体はきついですが、風景はなかなかすばらしかったです。
鉄道か、バスか
結論から言いますと、西寧敦煌の路線はバスしか交通手段がありません。
もともと私は電車で移動したかったので、移動日の前日に鉄道の西寧駅に切符を買いに行きました。
しかし、窓口で
「敦煌行きの列車はない」
と言われてしまったのです。
キップが売り切れたのだと思い
「別の日のキップを調べて」
と言うと、
「西寧から敦煌に行く列車がない」
と強めに言われていましました。
(本当かなあ)
という疑いを持ちつつ、別の窓口のスタッフに確認してもらいました。
私は事前にネットで調べて、西寧敦煌間に列車があるという情報を得ていたのです。
しかし、そのスタッフも全く同じ回答。
(これは、本当になくなったらしい)
と途方に暮れ、なくなく長距離バスでの移動に変更したのでした。
行き方
西寧市から敦煌まで、バスでの行き方です。
私の場合
ユースホステルから西寧市建国路にあるバスターミナル(西宁汽车站)へ行きました。
市街地からバスターミナルまではちょっと遠いので、バイクタクシーを利用。
このときのコツは、素朴な感じの運転手を選ぶことです。値段交渉もしやすいですしね。
敦煌行きのバスは午後2時発でした。
敦煌着は翌朝7時。
17時間の道のりですね。
バスチケット。224元
西宁汽车站の中
最新情報
2016年3月現在の情報です。
敦煌行きのバスターミナルが2箇所に増えていました。
時刻表、運賃
- 西宁客运中心站 午前11時発 229元
- 西宁汽车站 午前10時15分発 220元
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移動中の様子
乗り心地
長距離寝台バス(长途卧铺车)車内は、3列に配置された2段ベッドでした。。
しかし、ちょっと背の高い人は足を伸ばすことができないほど短いベッドです。
残念なことに私は中央下段の寝台だったので車窓からの風景をゆっくり楽しむことも、自由に写真を撮ることもできませんでした。
カーテンの開け閉めは窓側の席の人がやりますからね。
でも、両サイドの風景をチラチラと楽しめるという利点はありました。
あと、中央下段ベットは揺れが一番少ない位置だったと思います。
途中、何度かのトイレ休憩があるだけで食事休憩はありませんでした。
トイレ休憩といっても、ちゃんとしたトイレ施設はありません。
大自然の中で済ませます。
女性はちょっとかわいそうですね。だいぶ遠くの方に行っていました。
日本人女子はこの路線の長距離バスは使わないほうがいいかもしれません。
また、バスの調子が悪くなり何度か停車していました。その時も乗客は自由に外に出て休憩できます。
バス故障中
高原を行くから寒いかと思っていたのですが、それほどでもないです。
ちょっと空気が冷えたと感じたのは夜中の2時ころ。
でも、掛け布団が一人一枚用意されているので何とかしのげます。
途中の風景
山を越えていくのでとてもきれいです。
菜の花畑、段々畑、柔らかな形状の山脈、砂漠、草原、など。
夜の9時を過ぎても真っ暗にならなかったので、iPod touchで音楽を聴きながら風景を堪能した。
また、Podcastのお陰で退屈しませんでした。
→ 中国でiPod touch5を盗まれ、警察に被害届を出したときのお話
注意点
中国で長距離寝台バスを利用して感じたこと、注意すべきことを書きます。
食事
食事休憩はありません。
また、途中で何か買う場所もないので、最小限の食べ物を買い込んでから乗車しましょう。
トイレ休憩
いつどこで休憩するか案内がないので、休憩のタイミングがわかりません。
ドライバーの気分次第なのか、決まったポイントがあるのか。
とにかく、水分は取り過ぎないほうがいいでしょう。
車内環境
キレイではないですが、許容範囲でした。
一番つらかったのは窮屈で足を伸ばせなかったことです。
エコノミー症候群になる人いるんじゃないかなと思います。
治安
車内の治安は良好でした。
油断はできませんが、一つの小さな船に乗っているような感じですから悪さを働こうという人はまずいないでしょう。
最低限、スマホやカメラなどは注意していました。
移動中の写真
移動中は風景を楽しむことができます。
窓側の座席のキップを買いましょう。
中国語で「我要买一张靠窗的票」と書いた紙を見せればOKです。
月、青空、草原
羊の群れが道路を横断
雲の切れ目から降り注ぐ太陽光
以上、2012年6月30日の旅日記、プラス新情報でした。
よい旅を。
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